探究型学習協働プロジェクト 東北芸術工科大学

探究型学習協働プロジェクト 東北芸術工科大学

探究型学習協働プロジェクト 東北芸術工科大学

探究型学習協働プロジェクト 東北芸術工科大学

3つの指導案

ソウゾウリョクと探究型学習

探究的な学びを引き出す
3つの指導案をつくりました

本学が、教育連携校で授業実践している「デザイン思考を活用した探究型学習プログラム」を、指導案の形式にまとめ冊子にしました。
冊子では、「安心かつ創造的な教室づくり」「他者の視点に立つ探究の基本姿勢」「身近な課題設定」の3つの段階別に授業プログラムをご紹介しています。
教育現場の先生方を対象に配布(無料)しております。ぜひ、教室内や「総合的な探究の時間」などで、各校の特徴にそったアレンジを加えながらご活用いただければ幸いです。

3段階の授業

●指導案1 探究ガイダンス・安心かつ創造的な教室をつくる

講義:探究スイッチを入れる方法
生徒同士が安心して発言しあえる場を創ると共に、教室に創造的、探究的な空間をつくるためのガイダンスです。デザイン思考を活用して、探究の基礎を学びます。

●指導案2 他者の視点に立つ探究の基本姿勢を育む

演習:友人のためのペンケースをつくる
デザイン思考を活用した「探究的な学び5つの活動」の体験を通して、他者の視点から探究を進めるための基本的な取り組み姿勢を体得します。

●指導案3 身近な課題で探究プロセスを体験する

演習:校内の課題/生徒と校外をつなぐ課題
生徒にとって身近な課題の設定を行い、探究プロセスを体験することで、生徒自身が設定する課題の見通しをたてやすくします。

授業プログラムの概要

[指導案1]は、入学直後に実施する探究ガイダンスの位置づけです。探究活動を行う上での基本的な心構えを体験的に理解する講義形式のプログラムです。
[指導案2][指導案3]は、デザイン思考を活用した演習形式のプログラムです。
活動の概要として、「身につく力」「活動の様子」「準備物」「教室のレイアウト例」「生徒の提案礼」「生徒の振り返り」をまとめているほか、実践を前提に、授業の流れを指導案の表の形に組みました。(縦軸に、授業内容/活動のねらい(生徒視点)/評価(活動の見方)/進行上の留意点。横軸に、進行にかかる活動の項目/時間の目安。)
[巻末のトピックス]では、対面(密接)を避けてグループワークを行う為の方法として、ブレインライティングを活用した活動案をご紹介しています。

本冊子の内容

  • 目次 試し読み
  • デザイン思考を活用した探究型学習プログラム概要 試し読み
  • 指導案1 探究ガイダンス・安心かつ創造的な教室をつくる
  • 指導案2 他者の視点に立つ探究の基本姿勢を育む
  • 指導案3 身近な課題で探究プロセスを体験する
  • TOPICS  対面(密接)を避けて行うグループワーク/ブレインライティングの活用
  • 深堀り! 試し読み
  • よくある質問 試し読み

全24ページ

冊子の請求方法

□フォームから請求する ⇒ 請求フォーム
□電話で請求する ⇒ TEL 023-627-2218
東北芸術工科大学 地域連携推進課 担当:伊藤迪子
受付:平日9:00~17:30

デザイン思考を活用した授業体験者の感想

〈先生の声〉

  • 探究型学習を進めるうえで、意見を尊重できる安全安心な場づくりが大切だと理解した。
  • 学校内で「探究活動」のプロセスの共通理解につながった。
  • 教員研修を通して、生徒の立場に立つことができた。
  • ワークを通じて感じた探究のワクワクを生徒にも伝えたい。
  • 探究の学習に限らず、自身の教科指導でも実践できると感じた。
  • 「デザイン思考」と聞くと、自分とは遠いものと感じたが、「問題解決のための思考法」であると知り、納得できた。

〈生徒の声〉

  • アイスブレイクや活動を進めていくなかで、少しずつ緊張がほぐれていくのを感じた。
  • 班でもほとんど話したことがない人たちだったのに、活発に意見を出せた。
  • 他人との協力や、意見を聞いて、それをもとに考え直す、というのが特にいいと思った。
  • 教室のあたたかい雰囲気が探究に繋がることを再認識した。
  • 失敗が怖くなくなり、まずはやってみようと思った。
  • プロトタイプを使ってみるなど実証し、行動をしてみることが必要だと感じた。
  • 問題解決の方法を考え、試し、失敗し、気付きを得るというサイクルを多く反復したい。

本冊子に関心を持たれた先生方へ

導入・実践にあたり事前の申し出は必要ありません。先生それぞれのスタイルに合わせたアレンジも大歓迎です。是非ご活用ください。
以下は、本冊子をより有効にご活用いただくためのご提案・ご案内です。

《まずは先生自身で体験することをお勧めします》
本冊子の内容にご関心を待たれた各校の先生方には、本学主催のセミナーへの参加、もしくは本学教員による研修会の場を設定し、実際にプログラムを体験いただくことをお勧めしています。
本演習では「理論と実践」による気づきが多くあり、「体験的な学び」を通して探究活動への理解が深まると、参加いただいた先生方からご感想をいただいています。
生徒の視点に立ち、探究の楽しさや、躓きやすいポイント等を肌感覚でご理解いただくことにより、探究活動全体の見通しが立てやすくなれば幸いです。

《実践に必要な素材をご提供します》
研修会などで実際に体験いただいた後、ご要望に応じて使用したスライドとワークシートをお渡しいたします。是非、各校の先生方で試行ください。そして、各校の特徴を引き出す独自のスタイルを確立すること、創造的な空気に包まれた教室で、そして校外で、生徒主体による対話的で深い学びが実現していくことを期待しています。
まずはお気軽にご請求・お問い合わせください。

山形県立山形西高等学校/教職員対象のデザイン思考演習(2018年)